新型ミニキャンパー「サンダーバード2号」公開、生産はわずか6台

ダイレクトカーズがダイハツ・ハイゼットを「サンダーバード」に着想を得た小型キャンピングカーに改造。生産はわずか6台に限定される。

2026年10月10日 16:32 / レビュー

日本で拡大する超小型キャンピングカー市場は、人気ブランドや架空の乗り物をテーマにした限定モデルなど、メーカーに新たな差別化の手段をもたらしている。日本のダイレクトカーズはこの手法を採用し、コンパクトなダイハツ・ハイゼットをベースに、英国のSFシリーズサンダーバードから着想を得たユニークなキャンピングカーを製作した。

この特別仕様のキャンピングカーは、1965年9月30日に初放送されたサンダーバードの60周年を記念するものだ。ジェリー&シルビア・アンダーソンが制作した同シリーズは、人形を使ったアニメーションと、未来的な航空機や先進技術で危険にさらされた人々を救うチーム「国際救助隊」の物語で知られるようになった。番組を代表する機体の一つである大型輸送機サンダーバード2号が、このキャンピングカーのデザインのモチーフとなっている。

ダイレクトカーズはダイハツ・ハイゼットの軽トラックをベースに、国際救助隊が使う装備をイメージしたコンパクトな居住モジュールを搭載した。外装にはダークグリーンの塗装、黄色のストライプ、赤いホイール、ThunderbirdとIRのロゴ、そして大きな数字の2があしらわれている。

その姿は、象徴的な輸送機のミニチュア版を、日常の移動に使える公道走行可能なキャンピングカーとして再構築したように見える。

未来的なテーマは車内にも続く。室内はシルバーとグレーの面を基調とし、赤いクッションと間接照明が小さな司令室のような雰囲気を演出する。従来のキャンピングカーでよく見られる木目パネルやベージュの内装材ではなく、ダイレクトカーズはよりインダストリアルでSFを感じさせるデザインを選んだ。

独特なスタイルながら、サンダーバード2号キャンパーは旅先での実用性を考えて設計されている。装備には直流電源で動くエアコン、冷蔵庫、電源コンセント、収納スペースが含まれる。就寝スペースは運転席上部の張り出した区画に設けられている。

コンパクトな居住空間には制約もある。収納容量と室内で動けるスペースが限られるため、利用人数は最大2人が適している。

ダイレクトカーズは9月下旬の横浜キャンピングカーショー2026で、この特別仕様車を公開した。日本の購入希望者は、販売店に行けばそのまま注文できるわけではない。同社はわずか6台のみを生産し、抽選で購入者を決める予定だ。

応募受付期間は2026年9月26日から2027年2月28日まで。ダイレクトカーズは、このキャンピングカーの価格をまだ発表していない。

サンダーバードのファンにとって、この小さなキャンピングカーは限定生産によって、実用的なキャンパーであると同時に珍しいコレクターズアイテムにもなる。ただし、生産予定は6台のみのため、手に入れられるかどうかは通常の購入手続きではなく運次第となる。

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